注文住宅を建てる第一歩|土地購入に必要な諸費用と支払い時期の目安
注文住宅を建てる第一歩|土地購入に必要な諸費用と支払い時期の目安
広いリビングや使い勝手の良いキッチンなど、自由度の高い間取りが魅力の注文住宅。自分の思い通りの家が建てられる注文住宅はとても魅力的ですよね。
家を建てるには、まずは土地の購入が必要になります。
「土地の購入」、「家の建築」と2つの段階を踏むことを知っておきましょう。
この記事では、土地の購入に必要な諸費用とその支払い時期の目安についてご紹介します。
土地を買うときの支払いスケジュール
土地を購入後に家を建てるので、どのタイミングでいくらぐらいの金額を支払わなくてはいけないのか把握しておくことが大切です。「知らなかった」と後で後悔しないために、支払いのスケジュールを確認してくださいね。
契約から引き渡しまでに支払いが3回
手元にある資金は家と土地の両方に使うことになるので、その配分を事前に決めましょう。土地に使える資金を決めるために、まずは支払い時期をチェックします。
支払い時期 主な諸費用の例
契約後すぐ 手付金
印紙税
仲介手数料の半額
引き渡しまでの間 印紙税
購入土地代から手付金を引いた残額
登記費用などの購入諸費用
仲介手数料の半額
引き渡し後 不動産取得税
契約をすると、手付金の支払いが発生します。
手付金は購入する土地代に当てられるお金ですが。引き渡しまでに買主の都合でキャンセルしてしまうと返金はされません。
仲介手数料は契約後と引き渡しの時に2回に分けて支払うのが一般的です。
土地購入にかかる諸費用の目安
土地の購入にどのような諸費用を支払わなくてはいけないのかイメージがしにくいもの。具体的にいくらぐらいの資金が必要なのか気がかりですよね。
そこで、1000万円で売り出されている土地を30年ローンで購入する場合でシュミレーションしてみました。
購入に関する諸費用 目安
手付金 50〜100万円
(購入金額の5〜10%)
印紙税(売買契約書) 1万円
仲介手数料の半額 18万3,000円
【(売買価格×3%+6万円×消費税)×1/2】
印紙税(ローン契約書) 2万円
固定資産税などの税金 日割り計算
登記費用 登録免許税+司法書士への報酬代
(所定の税率から算定)
火災保険料(10年) 7万円〜20万円
(建物の火災保険に加入)
銀行保証料 借入金額×所定の利率
(借入金額に組み込まれている場合あり)
銀行事務手数料 3万3,000円もしくは5万5,000円
仲介手数料の残額 18万3,000円
【(売買価格×3%+6万円×消費税)×1/2】
家を建てる前の段階でも多くのお金が必要ですね。
印紙税は購入価格によって値段が決められています。
土地を先に購入する場合、現金での支払いの他に「つなぎ融資」や「土地先行融資」の選択が考えられます。
通常の住宅ローンとは異なり、金融機関が限定されたり金利が高くなったりといったデメリットがあることを知っておきましょう。
仲介手数料は、不動産会社によっては低く抑えられます。
日当たりや駅までの近さなどの条件だけでなく、不動産会社もしっかりチェックしてくださいね。
節約できる費用は安く抑えて、お得に家を建てましょう。
土地には消費税が不要
2019年10月から食品や一部の商品を除き消費税が10%になりましたよね。土地や住宅の購入は大きな金額なので、消費税が数%アップするだけでも金銭の負担額に不安になるもの。
しかし、土地に対しては消費税が加算されないので安心しましょう。
1000万円の土地と2000万円の注文住宅を建てた場合、消費税がかかるのは建物部分のみです。
ただし、土地の購入の全てに消費税が不要というのではありません。
事務手数料や仲介手数料には消費税がかかります。
まとめ
自分の思い通りの家を建てられるメリットがある注文住宅ですが、土地の用意が必要であるため、支払いスケジュールや金額の把握は重要です。 土地購入で費用の支払いは、契約後、引き渡しまでの期間、引き渡し後の3回
仲介手数料が「売買価格×3%+6万円×消費税」より安い不動産会社を選ぶと費用が抑えられる
消費税は土地そのものにはかからないが、事務手数料や仲介手数料にはかかる
税金や銀行手数料など決められた金額から変更ができない項目もあります。
しかし、仲介手数料は安く抑えることが可能です。
高い買い物だからこそ、不動産会社をよく見て土地の購入をしましょう。
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