住宅ローンの契約に必要なお金│借入諸費用の目安
住宅ローンの契約に必要なお金│借入諸費用の目安
住宅ローンは金融機関によって金利が異なりますが、他にも差が出る箇所があります。借入諸費用と言われる住宅ローン契約に必要なお金に違いが生まれやすいのです。
この記事では、住宅ローン契約での借入諸費用についてご紹介します。
借入諸費用には何がある?
借入諸費用にはどのようなものがあるのか確認してみましょう。借入諸費用 概要
融資手数料 金融機関に支払うお金
取扱手数料と記載される場合も
保証料 保険会社に保証人となってもらうための費用
保証料不要の金融機関あり
団体信用生命保険料 契約者の万が一のときに、ローン返済が不要になる保険
保障内容に違いがある
健康面で不安がある人は加入が難しいことも
斡旋手数料 提携ローンで不動産会社に住宅ローン契約を代行してもらった場合の費用
不動産会社によっては不要の場合あり
火災保険料 住宅ローン契約には必要な保険
住宅の構造や材質で保険料が異なる
地震保険料 火災保険とセットで加入ができる
任意なので加入しなくてもOK
特に金融機関ごとに差が出やすいのが「融資手数料」、「保証料」、「団体信用生命保険料」です。
金利以外の項目もしっかり比較をして、金融機関選びを行ってくださいね。
借入諸費用の目安
ここでは、支払う金額が特に多い「融資手数料」、「保証料」、「団体信用生命保険料」の費用の目安についてご紹介します。融資手数料
融資手数料は2つのタイプに分けられます。<支払金額のシュミレーション>
借入金額:3000万円、金利:1%、返済期間:35年
手数料のタイプ 金額の目安 総支払額
定額型 5万円
※3〜10万円台が一般的 35,617,804円
定率型 30万円
※借入金額×1〜2% 34,405,447円
※金利:0.8%
契約時に支払うお金は定率型の方が数十万円と高額になりますが、金利を定額型より引き下げてもらえるため、長期的に見るとお得な支払い方法です。
保証料
保証料が不要の金融機関が中にはありますが、返済期間と金利が金額に影響するのが一般的です。また、契約時に一括して支払うパターンと金利に保証料分を上乗せして支払うパターンがあります。
<支払金額のシュミレーション>
借入金額:3000万円、金利:1%、返済期間:35年、融資手数料:30万円
保証料のタイプ 金額の目安 総支払額
契約時に一括支払い 30万円
※借入金額×1〜2% 36,167,804円
金利上乗せ 金利+0.2%
※金利+0.2〜0.4%が一般的 37,054,301円
※金利:1.2%
金利上乗せタイプでは契約時に支払いはなくても、最終的な支払額を見ると100万円も多くなっています。
団体信用生命保険料
団体信用生命保険は契約者の万が一に備えるための保険で、民間の金融機関で住宅ローンを契約する場合には加入の必要があります。フラット35では健康状態に不安がある場合は、団体信用生命保険に加入せずに金利を引き下げて契約が可能です。
三大疾病や八大疾病など保障の広い保険にすると、金利が0.2〜0.4%上乗せされます。
手厚い保障で万が一の時には住宅ローンの支払いの不安がなくなりますが、毎月の返済額とのバランスを考えて契約しましょう。
まとめ
住宅ローンの借入諸費用は金融機関ごとに差が出てしまうものです。 住宅ローン契約には借入諸費用が必要
融資手数料、保証料、団体信用生命保険料は特に金額の差が出やすい項目
金利上乗せタイプで支払うと、総支払額が多くなってしまう
金利が低いことに目が行きがちですが、他の項目も比較して金融機関を選んでくださいね。
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