住宅性能表示制度で家の性能が明確になる?
住宅性能表示制度で家の性能が明確になる?
家を購入するときには、どのようなことに重点を置いて比較して選びますか?間取りや立地条件など人により選ぶ条件は様々ですが、ずっと住み続ける家は、快適に過ごせる品質のものがいいですよね。
この記事では、家の性能の判断がしやすくなる住宅性能表示制度についてご紹介します。
住宅性能表示制度とは
住宅性能表示制度は2000年4月から始まった制度です。専門家が「評価方法基準」を基に住宅の性能を評価し、わかりやすく数値化しています。
どのような住宅なのか判断ができるため、購入者は比較して判断ができるようになりました。
住宅性能表示制度を利用し、評価を受けた住宅には「住宅性能表示評価書」が発行されます。
住宅性能評価書
住宅性能評価書は、家が新築か中古で発行されるものが異なります。また、新築住宅でも何を基準として評価するのかによっても評価書に違いが出ます。
住宅区分 発行される評価書の種類 評価の判断方法
新築住宅 設計住宅性能評価書 設計書
建設住宅性能評価書 設計書
建物の建築中と完成後の調査
中古住宅 現況検査・評価書 建物の劣化状況
設住宅性能評価書の発行は、設計住宅性能評価を受けた住宅のみが対象です。
住宅性能表示評価の受け方
住宅性能表示評価は国が指定した第三者機関が行います。評価を受ける流れを確認してみましょう。
一戸建て住宅
建売や注文住宅、中古住宅といった一戸建て住宅は、購入者の申し出により不動産会社やハウスメーカーと相談して評価を受けます。また、不動産会社や建築会社が事前に住宅性能表示評価を受けてから、「住宅性能表評価書付住宅」として販売する場合も。
購入者が比較検討するタイミングで、評価がわかっているのは判断しやすくて嬉しいですね。
マンション
マンションの場合は、住宅性能評価を受けてから販売をします。しかし、住宅性能表示制度は必ず受けなくてはいけないものではありません。
そのため、評価を受けていないマンションもあります。
「評価がない=品質に問題がある」というわけではないので、不動産会社の担当者の話を聞いたり内覧したりして納得できる物件かどうか判断しましょう。
まとめ
家の性能が数字で評価されると、他の物件と比較がしやすいですよね。 住宅性能表示制度は家の性能をわかりやすく数値化
国が指定した第三者機関が評価
評価をうけた物件には評価書が発行される
評価の値を家を選ぶ際の判断材料の一つとして、チェックしてみましょう。
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