環境性能表示制度はどんな制度?|愛知県で制定された条例内容
環境性能表示制度はどんな制度?|愛知県で制定された条例内容
建物の構造や建てられる場所については国が定めた法律に基づいて住宅が建てられています。実は、住宅に関する決まりの一つである「環境性能表示制度」は、自治体が定めて運用しているものです。
この記事では、愛知県内の環境性能表示制度の取り扱いについてご紹介します。
環境性能表示制度とは
住宅の省エネルギー性能を評価して表示をする制度が環境性能表示制度。評価基準や評価対象の建物は、全国向けの基準をベースに自治体ごとの条例で決められています。
愛知県の規定は?
愛知県では建築物環境配慮制度を2009年10月から運用しています。条例名 CASBEEあいち
対象の建物 2,000u超の建物
※2,000u以下の建物は任意
評価内容 環境負荷の低減性
環境品質、性能
愛知県独自の基準 人にやさしい街づくりの推進に関する条例に基づく基準
リサイクル資材や地域性のある資材などの使用
愛知県独自の重点評価項目 地球温暖化への配慮
資源の有効活用
CASBEEあいちの中でも「CASBEEあいち[戸建]」は戸建住宅向けの基準です。
建築物環境配慮制度で評価を受けた建物は「S、A、B+、B-、C」の5段階で表示されます。
CASBEEあいちのメリット
CASBEEあいちの基準を満たした住宅は、環境に優しい構造をしています。また、室内環境も住む人にとっても快適な造りに。
他にも「CASBEEあいち[戸建]」の評価を受けた住宅には、大きなメリットがあります。
住宅ローン金利の優遇措置が受けられるのです。
ただし、優遇措置が実施されている金融機関は一部なので、注意しましょう。
まとめ
環境にどれくらい配慮した家なのか、評価されたものがあるとわかりやすく安心できますね。 環境に優しい建物であるかを評価する制度がある
愛知県ではCASBEEあいちを制定
愛知県独自の基準や重点項目がある
金利の優遇措置を受ける場合には、金融機関で取り扱いがあるかを事前にチェックしてください。
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