売り先行と買い先行のデメリットの対処方法
売り先行と買い先行のデメリットの対処方法
家の買い替えには売り先行と買い先行の2つの方法があります。売り先行と買い先行のそれぞれのデメリットがカバーできる方法を知っておきましょう。
この記事では、売り先行と買い先行のデメリットに対処する方法をご紹介します。
売り先行
売り先行でのデメリットは新居への引っ越し前に仮住まいが必要になる点がデメリットでした。仮住まいにかかる費用や引っ越し回数の削減方法を見てみましょう。
先行引き渡し
先行引き渡しとは、購入した家のお金を支払う前に引き渡しをしてもらうことです。新居に引っ越しができれば、仮住まいを用意する手間がなくなります。
引き渡し猶予
引き渡し猶予とは、売却した住宅のお金を受け取った後も暫くは引っ越さずに住むことを言います。買主が入居するのを少しの期間待ってもらうことで、仮住まいをすることなく新居に引っ越しが可能に。
引き渡し猶予では所有権は既に買主に渡っていますが、売主が住んでいる間に住宅に何かあれば売主の責任となってしまう点に注意しましょう。
買い先行
買い先行でのデメリットは、売却がなかなか進まない可能性があることです。売却ができなければ、新居購入のお金を捻出が困難になり家計を圧迫してしまいます。
思うように買主が見つからないときの対処方法があると安心できますね。
買い替え特約
買い替え特約とは、売却予定の住宅が所定の期間内に売れなかったときは新居の売買契約を白紙にするという特約です。万が一、住宅が売れなかった時に備えるなら検討したい特約と言えますね。
買い取り保証
買い取り保証とは、万が一売れなかったときに不動産会社が不動産を買い取る制度です。ただし、このときの買い取り価格は査定額の7割程度が一般的です。
確実にお金が手に入る安心感があるため、不動産会社選びの際に買い取り保証を実施しているのか確認してみましょう。
対処する際に注意すべきポイントは?
売り先行や買い先行で生じるデメリットに対処するには、不動産会社や買主と事前に合意を得ておきましょう。 不動産会社と売却活動の契約をする際に、きちんと確認をしておく
売買契約書に記載をする
家の買い替えでは売却と購入を行うため、売主の負担はとても大きいものです。
買い替えのための売却方針を不動産会社の担当者としっかり相談して、不安に思う気持ちを解消してくださいね。
買主とのトラブルを避けるためにも、特約などは売買契約書に記載してくださいね。
まとめ
売り先行と買い先行はデメリットがあるので、どちらを選ぶのか対処方法も含めて検討することが大切です。 売り先行では先行引き渡しや引き渡し猶予で費用削減が可能
買い先行では買い替え特約や買い取り保証で対処可能
不動産会社の担当者とよく相談をしながら買い替えを進めましょう。